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怖い話

夏ですね。僕は今年の2月くらいから急激に怖い話にハマリだして自分が話すのも他人の話を聞くのも大好きになったんですが、いかんせん自分の体験した怖い話のストックが少なすぎるので皆さんの体験した怖い話を募集したいと思います。こんな怖い体験をしたことがある、というのをこのブログを読んだ後に僕のメールアドレスgakudukekida@yahoo.co.jp に送ってください。

たぶん僕がお笑いの先輩と帰ってる時とかに「こんな話きいたんですけど」と喋ります。怖い話を喋りたいんですよね。おばけなどいない、という人が周りにわりと多いんですが僕は完全にいると思ってるので、いつかそういう人を連れて心霊ロケをしておばけが出てきたら「そらみたことか!!!!」とおばけを信じてない人の顔にライトを当てる番組をやりたいんです。それでは、僕の怖い話を書きます。


僕が高校2~3年のころの話です。5月ごろとかだったと思うのですが、僕が野球部の友人と僕とあともう1人で奈良でめちゃめちゃ恐い心霊スポットに行ってみたいねという提案をしたところやることもないしいいよ、とあとの二人が乗ってきてくれたので教室でスマホを使って「奈良 心霊スポット 恐い」みたいなワードで検索をしていると、白高大神という神社がヒットしました。そんな名前はまったく聞いたこともなかったので、どんな場所なんだろうと詳しく見てみると、その白高大神というのは山の中にあってその神社全体が宗教の修行場所になっており昔は栄えていたんですが教祖が亡くなってからもうその宗教は壊滅してしまって、今では修行場や滝行につかっていた滝などが残っているというようなことが書いてあり、横に危険度SSSとめちゃめちゃ不謹慎な紹介の仕方をされていたので僕たちは「SSSならここにするか」と決めて行く計画を立てました。

僕らはわりと奈良市でも真ん中の辺りに住んでいて、その場所までの行き方をしらべると電車とバスを乗り継いで3時間近くかかると出ておおおとなったのですがまあでもせっかく行くならそれくらい時間かけてちゃんとした所にいったほうがいいなという感じになり、朝ごろに集合して電車とバスに揺られて向かいました。

ただでさえ奈良は田舎なので電車に乗っているうちにどんどん周りの風景は山とかばかりになってきて、最後バスに乗ってネットに書いていた目的のバス停で降りるとそこはもう田んぼとでっかい道と山しかないような場所でした。サマーウォーズとかトトロの感じを想像してもらうとそんなかんじだと思います。

そこで降りた僕たちは、白高大神を探してしばらく歩いていたんですがなかなか見つからず、うろうろしまくって山道に入っては出て入っては出てみたいなのを繰り返していると、目の前に大きな鳥居がでてきてそこに「白高大神」と書いてありうわあ!となりました。そこに来てなんだかいきなりほんとに心霊スポットにきたんだ!!という気持ちが強くなり緊張したのを覚えています。僕たち3人は鳥居の下をくぐり、その中に入っていきました。そこは神社というか山の中にできた修行場という感じが強く、普通の山道の脇におそらくそこでお経を読んだりしていたのかなというような小さなプレハブ小屋みたいなのがあり、っぽいなあと思ってみてみると
当時の信者さんや教祖さんたちの集合写真が落ちていたりして本当に宗教があったんだ、とおおおとなりました。その後は滝の修行場を見たり、そこでよくおばけが出るという池を見たり、一通り見た後にそろそろ何枚か写真を撮って帰ろうということになりお互いの写真や3人で写れるように撮った写真を何枚か撮りました。

もしかしたらおばけの写った写真が撮れているんじゃないかということでその場で確認したところそういう感じのは写っておらず、そうこうしているうちに割と辺りが薄暗くなってきて、周りが見えなくなってくると山の中なので危なくて怖いのと、そこの場所の雰囲気が心霊スポットというより修行場みたいな感じなのも何か失礼だとかそういう今更何をといった感じの違った恐さがどんどん出てきてその日はもうそれでそこを去りました。地元のあたりについたことにはもうすっかりと夜になっていて、明日も学校なのでまた、と言って3人別々で別れました。


次の日学校に行くと、昨日一緒に行った中の野球部の方の奴が左目に眼帯をしてきました。僕が驚いてどうしたの!と聞くと、あれから家に帰った後、急に左目がめちゃめちゃ痛くなってきてどうしようもないほどになったから緊急病院で診てもらったところお医者さんに「動物に目をひっかかれてるみたいになってるね」と言われたと言っていて、昨日行ったその白高大神の入り口のところに狛犬みたいな感じで細い狐の像があったのを思い出してうわ、怖い、と思って他の友達にその話をして、これが昨日撮った写真なんだけど、とスマホで3人で撮った写真を見せると、その左目を怪我しているやつの左目のところだけ赤い炎みたいなのに包まれて真っ赤になっていて昨日はこんなことなかったのに!!うわあ!!となってその写真を消した、という話がありました。

こういう話なんですけど、どうですかね。これは僕が持ってる怖い話の中でもエースクラスの話で、そういう流れになったら必ず話すんですけどたぶん世間的にはBランクくらいの怖さの話だと思うんです。怖いけど、まあ。みたいな。
でも僕はこの話をエースとして使っているということはつまり僕の怖い話の手持ちはほぼないと言ってもよいくらいなのです。あと1個かろうじてあるのは心霊スポットに肝試しに行ったときに池から線香みたいな匂いが一瞬した、というレベルの話で、こんな話稲川順二さんが話したら次からキャパ50人くらいの会場で単独ライブをやらなきゃいけない
ような話なのですが僕はこの話すらまあまあエースみたいな感じで話しています。情けない現状ですね。ここからは僕の理想なのですが、僕は日常でいきなりおばけを見たいんです。例えば、ですが駅のトイレに行ってボーっとおしっこをしてたら隣におじさんが来てじっとこっちを見てくるので気味悪いなと思って急いで出てホームに行くと、ホームで人身事故が起こっていて線路に落ちている顔を見てしまったらさっきのおじさんだった、みたいな、例えばで話すにしては生っぽくて気持ち悪い話を書いてしまいましたが、僕が何をいいたいかというとこういう話は怪談に重要な「いきなり異世界に放り込まれた」みたいな感じがしてすごく好きなんです。
この話とさっきの僕の話を比べると、圧倒的にさっきの僕の話は浮ついてる感じがします。自分から心霊スポットに行って、オチでおばけを見て、というのは何というかまあそうだろうなという感じで、怖いけども意外性にかける部分があります。
でも心霊スポットというのも話とは別にすごく興味のある場所ですし、そこで怖いことが起きてそれを話すというのにも興味をひかれます。僕は、欲を言えばおばけをいきなり見てみたいのです。いるんだ!!!となってみたいのです。
ただいきなり見れる人というのはそれはもう才能で、そういう人はもういきなり見てるんだと思います。なので僕はこつこつがんばってみます。おばけの情報教えてください。

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by akuta-seiryou | 2017-06-29 13:55 | 色々 | Comments(1)

中牟田くん深夜イベント詳細

お疲れ様です。この度5月3日(火)の深夜24時からオールナイトイベントで阿佐ヶ谷ロフト様にて「ガクヅケ木田と猫塾田辺の美少年の後輩呼び出しナイト 」という素晴らしいイベントを主催することになりました。このイベントは何なのかといいますと、知る人ぞ知る約半年前に行われました「白兎女子サッカー部~しょうちゃん編~」というケイダッシュ所属のしょうちゃんという可愛い男の芸人をゲストに招いてよしもとの猫塾というコンビの田辺さんと一緒に各々のやりたいことをしょうちゃんとする、というイベントの続編です。
前回は「好きなイメージプレイをやろう」というような企画で、僕がしょうちゃんを痴漢するという企画をやったところ開始10秒で半分ほど勃起をしてしまい強制終了になってしまうというありさまだったというのもありお客様が7人ほどしか来てもらえなかった、逆にいうとその7人のお客様はとてもありがたいですが、今回は阿佐ヶ谷ロフトでやらせてもらえるということでもっともっとたくさんのお客様にきてもらいたいのです。ここで僕は今回、おおまかな企画の内容や売りをここに書く事にしました。おそらくやることがわからないとお客様としても行きたいかどうか判断ができないと思いますので、下でプレゼンしていきます。

企画

中牟田くんAV!?出演疑惑!?
これは実際に僕が極秘ルートから決死の思いで入手いたしました疑惑の映像を流します。果たして中牟田くんは昔AV!?に出ていたのかどうか!???判断しにきてください

中牟田くんの頑張り注文
ここでは実際に中牟田くんやメンバーがステージを降りてお客さんにフードやドリンクの注文をとりにいきます。しかし中牟田くんが・・?実際にきてみて確認してみましょう!

中牟田くんのやってみよう!~食レポ編~
中牟田くんが将来のために様々なことに挑戦する企画です!今回は食レポ!中牟田くんは女性ディレクターの指示通り食レポをすることができるのか・・阿佐ヶ谷ロフトのスクリーンに中牟田くんの食レポの様子が大画面でうつります!是非きてみて確認しましょう!

中牟田くんのやってみよう!~声優さん編~
これもそうですね!実際に声優をやってみます。中牟田くんの初声優みたくないですか??

中牟田くんが興奮したら即イベント終了企画~中牟田くん興奮したらダメ!~
これは僕やメンバーが様々な形で中牟田くんを誘惑します!中牟田くんが興奮してしまったら即終わり!
ひどい場合はイベントもそこで終了です!深夜2時に皆さんで阿佐ヶ谷にほおり出されるかも・・・?!きてみて確認しましょう!

中牟田くんに惑わされるな!~中牟田くんに説教をしよう~
これは前回盛り上がった企画で、先輩として説教をしながら可愛く謝ってくる中牟田くんに負けずに説教を続ける企画です。可愛すぎて笑ったら負けです! 怒られてる中牟田くんをみにきましょう!

モグライダー芝さんカッコイイタイム~中牟田くんもやってみよう!~
これは豪快な音楽に合わせて芝さんにかっこいいポーズをとってもらい、それと同じことを中牟田くんにもしてもらうという感じです!笑い疲れたら箸休めに!

中牟田くんを落とそう~口説きカラオケ~   
ロフトはカラオケが使えるのでカラオケを使って中牟田くんを落とす企画です!

・・・etc

まだまだ企画は増えます!!!
このイベントの肝ですが、やはり超美少年のマゴコロソウホンテンの中牟田くんの可愛さでしょう。まだ1年目とのことですが、これからどんどん伸びていく人であることはたしかです。今のうちに見ておきましょう。そしてイベント時間ですがオールナイトですのでだいたい4時間か5時間くらいあります。なのでやりたいことを全てやるだけの時間は充分にあるということです。素晴らしい・・

企画の内容詳細は当日来ていただいた際に楽しんでもらいたいので細かくは書けないのですが、笑えて素晴らしい企画を多くやります。あとは今回なんと仕切りと司会にモグライダーという漫才コンビの芝さんがきてくれることになりました。嬉しいですね!さらに一緒に出るのは猫塾という女性漫才師の田辺さんもいますし、元祖美少年ゲストのしょうちゃんもきてくれます。お笑い芸人が大集合!
お客さん60人くらいきてくれる想定で企画をくんでいますので是非きてください!!!

http://www.loft-prj.co.jp/schedule/lofta/44343

↑からチケットが買えます!!!!

http://www.loft-prj.co.jp/schedule/lofta/44343
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↑です ここからチケットが買えますよ!

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お願いします!!!



ガクヅケ木田と猫塾田辺の美少年の後輩呼び出しナイト~白兎学園~

5月3日(火) OPEN 24:00 / START 24:30


前売1000/当日1500(共に飲食代別)
前売券はイープラスにて発売!

よろしくお願いします!
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by akuta-seiryou | 2016-04-11 23:00 | 色々 | Comments(0)

MCバトル

MCバトルに勝ったときというのはめちゃめちゃ嬉しいものです。
僕は大阪に住んでいた時、おおよそ3,4年前になるのですがその頃からたまにMCバトルの大会に出ていてあの激戦区のUMB大阪予選をベスト8という輝かしい戦績で切り抜けたMCなのです。なんのことだという人のほうが多いと思うので説明しますと、UMBというラップバトルの大きな大会の中でも激戦区だと言われている大阪、その大阪予選で8番に輝いたということです。この時の動画は少しだけYOUTUBEにあるので見てください。眉毛が全部なくてニット帽をかぶってラップしてる僕がいます。

MCバトルで勝つというのには思うに何パターンかあって、それは「韻を踏む」ということとあとは「バイブス」です。「バイブス」わかりますか?「バイブス」というのは、想像してもらいたいのですが、たまに駅で駅員に「なんでこの電車はこのまま高円寺までいかないんだ」と全然路線の違う電車をさして大声でいちゃもんをつけているおじさんがいたりしますがあれがバイブスです。あの勢いの強さ、強ければ強いほどヤバイと感じると思います。ラップも同じで熱ければ熱いほど単純に勢いがあって見栄えがいいです。
「バイブス」と「韻」。「バイブス」は熱さ、これは何とかなります。そして次に肝心なのは韻です。これはまああまり良いのかどうかはわかりませんが用意していくことができます。良いのかどうかはわからない、というのはマナー的な話ではなく用意した韻を披露しないといけないという思いで頭がいっぱいいっぱいになり、相手のラップを聞けずにアンサーを返せなかったりそうこうしてたら元々用意してきた韻すら忘れてしまい何もできずに負けるというパターンが過去非常に多かったからです。1回戦で惨敗して恥ずかしさと情けなさでその会場にいてられなくなって外に出てしまい、帰りたくても終電がないので近くのビデオ試写室に泊まってオナニーした後に(あ、”革命前夜”と”アブねえメンバー”だ・・)などと思い出す時の惨めな気持ちはなんとも言えません。人前で「革命前夜」と言おうとしていたんだという恥ずかしさにも包まれ最悪です。「革命」とかで韻を踏むのはやめたほうがいいです。

それでも、まあ韻は大事なので1試合に1セットはこれだ!というラインを用意してそれだけは忘れないようにという感じで行くと丁度いいです。それがあるというのは心の余裕にもなるのでそれを披露してもしなくてもいい感じでラップできます。以上のことを踏まえて僕は大阪でラップをしてベスト8になりました。とにかくバイブスを全開にして、目の前の相手に、目の前の駅員に、この理不尽な文句をぶちかます、という気持ちで強く強くラップをしました。「俺は大阪の頂上をとるためにここにきたんだよ!!」と大声で叫んだりもしました。皆さんは「大阪の頂上」と言ったことありますか?しかし僕も嘘をついたつもりはないというか、その時は本当に大阪の頂上をとりたいと思って言ったのです。結局僕はその試合には勝てましたが、大阪の頂上には全然届かないところで負けてしまいました。ちなみにその年の大阪の頂上には今フリースタイルダンジョンにも出ているR-指定さんが輝きました。外から見ていて明らかにスキルが違いすぎたので、もうこれは完全に納得という感じでした。フリースタイルバトルというのは人の判断を狂わします。舞台に上がって自分の身の丈ではない言葉を言ってしまう、というのが往々にしてあります。
僕は「何度銃口を向けられようが、何度ここでぶっ倒されようが、俺はこのマイクだけは死んでも離さねえ」とフリースタイルバトル中に言ってしまったことがあります。僕は1度も銃口を向けられたことがないし、1度もマイクを握ってる時にぶん殴られこともありません。そんな人間が何度銃口を、何度ぶっ倒されようが、と言っても響きません。強いて言えば中学の時ヤンキーの九条くんに「朝からデブすぎる」という理由で肩を殴られたことはありますが、その時はすぐに謝って事なきを得ました。1度朝のデブで殴られてすぐ謝っているのに何度ぶっ倒されようが、しかも銃口などというのは本当にあつかましい。そんなの魂がこもっていないので本当はダメなのです。

しかし僕は変に大阪でMCバトルに出ていて勝ったことが自信になってしまい、東京に出てきてすぐに(カマしてやるか・・)というくらいの気持ちでバトルに出ました。知り合った先輩の芸人を何人も呼んで「勝つのでみててください」と言って試合に挑みました。その時の僕は韻など用意していなかいくらいが丁度いい。その場の雰囲気とビートに合わしてやってやるぜという気持ちで試合を開始してしまい、結果こんなにもダサい負け方があるのかというくらい負けてしまいました。見に来てくれていた先輩が言うには「全試合の中で1番声が出ていなかった」「耳なし芳一ってボソボソ言ってるのしか聞こえなかった」「負けすぎてヘラヘラしてた」とさんざんの言われようでした。たしかに僕としてもビートが鳴り始めた瞬間、緊張とプレッシャーで何も言えなくなってしまい小声で最初の8小節を終えてしまいこれではダメだと思って次のバース、相手のラップが終わったあとに反撃しようと思っていても結局何もうまいこと言えずにどういう意図でいったのかももう忘れましたが小声で「耳なし芳一・・」とラップしたのしか覚えていません。結果は相手にその「耳なし芳一」を捕まえられて「全然ラップが聞こえないし耳なし芳一ってなんだよ」みたいなことを言われて観客全員が盛り上がって100対0で負けました。

そもそもがHIPHOPというのは見栄えのかっこいい下の写真のような人たちがやっている音楽で、僕のようなこんなわけのわからない画素の男がやる音楽ではないのです。
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こんな顔つきのやつに「大阪の頂上にたちます」と言われても困ります。
僕がフリースタイルバトルを始めた理由は後輩君という僕が好きな男の子に「ラップの大会で勝ったら一緒に遊んでくれ」というために始めたもので、当時それを後輩君に言うと「いいよ。木田さんが勝ったら僕が1日遊んであげる。でも負けたら3日間口きかへんで?」とわがまま子供の王様みたいな提案をされ可愛すぎる充分に元はとったと思っていたのですがやりはじめてみると案外ハマった。というだけのことなのです。両親がいなくて、とか、喧嘩三昧で、とかそういうストリート的なバックボーンは一切なく、ただ好きな男の子にちょっとでも自分の存在を濃く示したいという思いからのフリースタイル。ちょっとだけエミネムみたいじゃないですかね。書いてるとそう思えてきました。思えば僕の母親は僕が中3くらいのころから鬱病で、そういう意味でもちょっとヒップホップぽいかもしれません。

母は鬱病で今は休職中なのですが、この前実家に帰って少し喋っていると「わたしもな。まだ仕事できへん。からだが動かへんねん」と言っていきなりテーブルの横からウクレレを取って目の前で弾きだしました。聞くと鬱で仕事ができない間にウクレレを習ってみるとめちゃくちゃ上手くなったとのことで、まあなかなか上手く、まさかこの音色が鬱病患者が奏でている音色だとはおもえないような音を出していました。
しかしやはり鬱のせいで表情はかなり暗く、こんな暗い顔で人間がウクレレを弾くのを初めて見た。嫌ならやめればいいのに。鬱病がウクレレを弾いちゃダメ。弾くならせめて楽しそうに弾いて欲しい。あとは父親がタクシー会社の同僚たちと蟹を食ってる写真があって面白かったです。終わります。

あと追記で、前回の記事のゲイが女にクンニしてる時の台詞「美味しい・・」ですが(あのシーンキモかったな・・)と思い読み返したら外でその女のスカートの中に顔をつっこんで女性器を匂いながら恍惚とした表情で「ひさしぶりだ・・優香の匂い」「どうしてこんなに・・」と言ってました。「美味しい・・」ではなく「ひさしぶりだ・・優香の匂い」「どうしてこんなに・・」でしたが似たようなこと言ってて同じくらい嫌なので訂正しません。
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by akuta-seiryou | 2016-03-26 21:00 | 色々 | Comments(2)

おどろき漫画

僕はバイト先が漫画喫茶なので、バイト中に漫画を読むことができる。バイト先のもう辞めたおじさんの勧めでうしおととらを全巻読んだときはとても感動して「僕もうしおのように強く正しく誰に対しても優しい男になりたい」と思っていた途中に、客にカウンターのベルを鳴らされ「ハンバーグ定食一つ」と少しだけ面倒なフードの注文をされて思わずため息をついてから「わかりました」と負けを渋々認める弁護士のようなトーンで言ってしまい、言ったあとにうしおはハンバーク定食一つくらいで負けを認めた弁護士にはならないと思うがもう遅く、ああ、とハンバーク定食にとりかかる。まあでも面倒なものは面倒なのです。ケチャップとハンバーグソースとウスターソースを混ぜてオリジナルのハンバーグソースを作る工程を毎回やる度に何で深夜3時にこの漫画喫茶オリジナルの味のソースを作らないといけないんだ、と思う。うしおは敵の妖怪すら助けようとしたりしていたけど、僕は客のハンバーグのオリジナルソースを作るのすらしんどがっている。

漫画喫茶の仕事の一つに客の使い終わったブースの清掃がある。そこにはたまに客が読んでいった漫画が放置されているのでそれを回収して本棚に戻すというのも仕事のひとつである。フケだらけ飲み残したグラスだらけお菓子の食いカスだらけパソコンの画面にはアダルトビデオがつきっぱなしという最低の使用後ブースに「心が叫びたがってるんだ」がぽつんと置いてあったりするとお前みたいなやつがこの漫画から何かを吸収することは一切ないと怒りながら掃除したりしていると床に思いっきりでかい鼻くそが捨てられていたりして人間の、こんなにでかい鼻くそを、今から自分が捨てないといけないというのに強く嫌な気持ちになってオペのような繊細さでティッシュ越しに鼻くそをつまみ、手にまだ残ってる固さを感じながらゴミ箱に捨てる。
客がこういうふうに置いていった漫画で、たまに面白そうなものがあるとそれを読むことができるというのはしかし楽しい。

この前も「クロスアンドクライム」という漫画が客のブースに放置されていて、何気なく読んでみると心を大きく掴まれた。クロスアンドクライムのあらすじをざっくり説明すると「超有名なバンドのボーカルが実はゲイで、高校時代の先輩のことがすごく好きでメジャーになった今もその先輩に自分のことを覚えておいてもらいたいというモチベーションで活動していて、その先輩は今は新聞記者になっていて取材を通して久々に再開。しかしそこにそのバンドのファンだという先輩の彼女もついてきてめちゃくちゃ嫌な気持ちになったボーカルのゲイが
嫉妬と辛さで爆発して様々な行動を起こす」というようなものなのですが、僕は自分がここまで共感できる漫画というものに出会ったことがない、というくらい共感した。

そもそも僕がお笑いを始めた動機付けの一つに「売れて後輩君(好きな男の子)と温泉旅行に行くロケをする」というよなものがあり、それはまあ距離が離れてしまってもテレビなどの活動を通じて俺頑張ってるよというのを見せれるというのようなもである。この漫画の超有名なバンドのボーカルもそれと同じようなことを言って頑張っている。これはこれはと思って読み進めていくとこの漫画の中の台詞でそのゲイのボーカルと高校時代の先輩が久しぶりに再開してお酒を飲んでいてた時に、先輩の彼女が先輩の飲み過ぎを制した時に裏に言って一人で「何年振りかの再開で気持ち良く飲んでた酒をあの女は女房面で・・俺の大切な時間をブチ壊しやがった!!・・気にくわねえ」という台詞があり、これは、こんなに、自分の嫌な状況と感情を説明して嫌さが伝わる台詞は過去の漫画史においてあったでしょうか?と思うほどこのボーカルが可哀想だなと思い、読み進めていくと、酔いつぶれた先輩をかついで、先輩の彼女に向かって「俺が男子トイレに連れて行ってくるよ。アンタはここで待ってて」と吐き捨てる名シーンがまで出てきた。

わざわざ「男子トイレ」と言いますか?トイレ、と言えばいいものを先輩の彼女に向かって「男子トイレ」と言い放つことでお前は入れない領域だというアッパーカットを繰り出していてこれはもうこの漫画がすごい!2016年 木田部門1位確実。すごい。発行は2009年て書いてるけどノミネート・・と思っていると、段々雲行きが怪しくなってきた。
色々あってこのゲイの主人公は先輩のその彼女とSEXをします。先輩の彼女が自分たちのバンドのファンということを利用してレイプのようにその彼女を犯し、先輩の抱いた女を抱くことで先輩に抱かれたような気持ちになる。という理屈でした。なるほど、なるほど、と思いまあ犯罪までいってしまった偏愛の道中。切ないね。高尚。と思いながら読んでいると、女のほうもめちゃくちゃ嫌がってはいるがまんざらではない、好きなバンドのボーカルに抱かれて、嫌だけど、本当は彼氏としかエッチしたくないけど実は有名な人に抱かれて舞い上がってた・・という気持ち悪すぎる設定がでてきておいおい気持ち悪すぎる。彼氏しっかりしてやれよと思ってたら彼氏は彼氏で出張先の家に家で若い家出女を住ませていて(彼女ごめん!)と思いながらその女とSEXしている。キモい。(彼女ごめん!)じゃない。全員SEXしてる。だいたいなんでそんな男の人に魅力を感じて、どこをそんなに好きになったのか・・と思いながらまあそれでも我慢して読み続けていくと、とうとう4巻でゲイのボーカルが「くそ・・逢いてえ・・」とその先輩の彼女を思い出しながら泣くというシーンがきた。

読んでいくとその先輩の彼女とSEXしすぎてその先輩のことよりその先輩の彼女を好きになってしまったらしい。ふざけんなよ気持ちの移り変わりが早すぎるだろ。葛藤とか、もうちょっと、せめて、ないのかよと思っていると6巻でとうとうそのゲイのボーカルが先輩の彼女に野外でクンニして「(美味しい・・)」と言っていたので読むのを辞めた。なんでこの前までゲイだったやつが半年くらいで野外で女にクンニしてるのか。「(美味しい・・)」じゃない。偏愛の道中も高尚も糞もない。この前SPA!に「今読むべきブログ」として嬉しいことにこのブログの名前をあげてもらったのですが(おもしろい爪切男さんのインタビューとかしりこだまさんの話とかも載ってるので是非)このブログは今読むとゲイが女にクンニしてマジギレブログになってしまいました。今読むべきブログ、ゲイが女にクンニしてマジギレブログ。漫画で、レズがいきなりチンコ舐めててもやめろ!と思うと思う。物語の気持ちの話をしてる。

クンニにマジギレだけでは嫌なので漫画喫茶あるあるなのですが、深夜3時から4時にかけて来店してくるやつはヤバイ奴が多い。思いっきり貧乏ゆすりをしながら入店してきて、人間って歩きながら貧乏ゆすりできるんだと思いながらそんなことは顔に出さずにできるだけややこしいことにならないようにその時だけ一番いい声で「いらっしゃいませ」を出すと早速何が気に入らなかったのか「なんだその態度は!?」とブチギレてきて、いい声が仇になったと思いながら「申し訳ございません」と言うと「俺さ、この漫画喫茶使うかどうか決めたいからさ!あの前のソファーでちょっと考えていい!?ねえ!?」と言って勝手に店の前のソファーで寝出して困ったなと思って10分ほど放置しても店にこないので確認したら思いっきり寝てたので「お客様困ります」と体をゆすって起こしたら手をはらわれ「うっせえなあ!」と怒鳴れる。困ったので警察を呼んでどかしてもらったらそのヤバイ客が「またくるわ!!!」と言っていたので「出禁です!」と伝えたらめちゃくちゃ可愛い顔で「え!?」と言ってた。

ひげだらけのヤバい奴まるだしなのになんでそんなピュアなリアクションができるんだ。あとは前も書いた気がするのだけど会員カードに自分の名前を書くときローマ字で書く奴はまともなやつがいない。普通書かないでしょ。この前深夜の3時頃に来店した客が会員カードに名前を書くときに「J」とだけ書いていた。うわ!!と思って顔を見たら一見そんなに変ではない。普通のサラリーマンみたいな感じなのに、会員カードには「J」。
そいつの名前を調べると、山野 徹 みたいな普通の名前。どこにも「J」の要素はない。「J」はヤバイ。今すぐ出禁にしたいと思っても「すいません。お名前が「J」ですので・・」と言って出入り禁止にできるほどここのバイトも甘くはない。しぶしぶ「J」を入店さすと、「J」は一人なのにペアブースを指定してきた。ペアブースはおひとり様で入ってもふたり分のお金がかかりますがと説明しても「OK」としか言わない。もう終わったと思いながらそいつをペアブースに通して、帰った後に掃除にいくとめちゃくちゃまっすぐONEPIECEのほぼ全巻が塔のように建てられていた。ふざけんな「J」。
2時間で読みきれるわけないだろ。ONEPIECEを塔にして帰るなよ。あと普通にシコってたティッシュも置いてあった。ナミで?大人が?。二度とこないでほしい。
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by akuta-seiryou | 2016-03-05 10:39 | 色々 | Comments(0)

ガクヅケ木田真夏のディナーショー 曲紹介

曲紹介

1曲目 開幕宣言~ガクヅケとは?~
これは歌い方や声の感じをTHA BLUE HERBというラップグループのBOSSというMCのモノマネをしながらフリースタイルをするというギャグラップです。あとは「ガクヅケはヤバイ。ガクヅケはヤバイ」という部分を何度も同じことを言うというのもBOSSのモノマネです。わかりやすくするために「ひなぎし」というBOSSがよく言うワードを入れたりしたのですが、そもそもが伝わらない人には「ひなぎし」を入れても伝わらないだろうなと最近気づきました。THA BLUE HERB聞いてみてください。

2曲目ガールズポリスコントロール
ラップのサビをフックと呼ぶのですが、それを女の子に歌ってもらいたいと思って作りました。KREVAのつもりです。「無数の点と無数の線 結ぶ苦痛の延長線上 会えて嬉しいよ 2回泣いた日」 これはいいフックですね。最初はこの部分を(キモすぎるかな・・)と思いながら彼女に頼んだのですが「彼女がフックを歌ってるCDはキモすぎる」という理由で断られました。ぐうのねもでず。
”とっくのとおに昔話 知ってる気持ちを使いまわし ではなく今話してる通り氷溶けてく発情期 ” この部分は”SEXは毒だ”と彼女に話していた1年前の自分と今の自分の心境の変化を話してます。発情期とまで照れ隠しのような言葉を使うのではなかったなという感じが書いててちょっとありますが、まあある意味発情期そのままでもいいだろと思う部分もあります。
”人間には歌が聞こえない 目から涙を流して体を動かして聞き流す 汗を流して聞き流す 笑顔にまみれて聞き流す 君はまだまだわからないふりをして聞き流す”  これは喋ってたり音楽をライブハウスで聴いたりしていて、話したり歌ったりしている人の言ってる意味が理解できていなくても泣いたり笑ったり喜んだり
することを歌ってます。いいとかわるいとかはわかりません。

3曲目 王子の挿入でも起きない白雪姫諭吉でも動かない

この曲は”王子の挿入でも起きない白雪姫”っていう絵のイメージが自分のなかでおもしろくて作りました。王子が可哀想だなと思ったので可哀想な人を煽るような歌詞を書いてます

4曲目 新大久保skit

これはフリースタイルで新大久保のスタジオで撮りました。サムギョプサルを初めて食べて満腹で嬉しかったのでそういう気分が現れてますね。

5曲目 くちふやし

これは攻撃的な歌詞を書こうと思って書いたのですが僕のラップスキルと声の高さのせいで迫力がでなくて思ってた感じにできなかったです。”原告 被告に問います この中で誰が一番悪いの” はでも気に入ってる一節です。

6曲目 無言

”雑音とお金がとにかく気になるんだ”という部分から伺えるようにこのままお金が思うように稼げずに年をとっていったらどうしようという不安の曲です。あまり気持ちのいい曲ではないかもです。
”愛情と内心で揺れ動く大嘘 鼻よりも長く伸びるのは過ごした時間だ” という部分は嘘をつきながら努力してると大変なことになるだろうなという自分の天罰的な感覚を歌詞にしてます

7曲目 後輩君

これはラップしてることがそのままです



以上で簡単な曲紹介にさせてもらいます。ジャケットもボロいし曲名なども入ってなかったみたいで申し訳ありません。
お詫びになってないですが、この曲のこの部分はどういう意味ですか?という質問に関してはいつでも答えさせてもらいますのでメールください。
gakudukekida@yahoo.co.jp
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by akuta-seiryou | 2015-10-27 10:23 | 色々 | Comments(0)

なんなんだ春花

「お父さんお母さんごめんなさい!」
そう言って春花は父と母の目の前で自分の首に包丁を突き刺した。夕飯時に遅れてリビングにきた娘のいきなりの行動に春花の父と母も動くことができなかった。
春花は自分の首に包丁を突き刺した後どんどんと刃を横にこすりながら自分の首をまるで木のように切り進めていき、やがて完全に首と体を切り離してしまった。本来なら激しい痛みで首を切り落とす段に至るまでに死んでしまうだろうというような強烈な行為を完璧にやり遂げた自分たちの娘の姿に、両親はあっけにとられてしまった動けずにいた。切り落とされた首はゴロンと床に転がっていて、首がない胴体だけがリビングにどっしりと立っている。春花の両親、父と母のどちらもが一歩も動けずにそこに立ち尽くしていると春花の首を切り落とした胴体の腕がゆっくりと動き出し、顔があったとするとおそらくそのへんが口の部分だろうというあたりに人差し指を一本ピンと伸ばし「し~~」というポーズをとった。両親はそれでも呆然と立ち尽くしていると、なんと、春花のちぎれた首の切断面から大きな一本の虹がゆっくりと生え出した。
突然のことの連続に声が出せなくなっている妻を見て、こういうときこそ私がしっかりしなければという思いでなんとか何か声を出そうと春花の父が口を開こうとしたその時、床にころがっていた春花の生首から「キャアアアアアア!!」という声が聞こえた。驚いて春香の父が下を見るとなんと春花の生首がまばたきをして、口を動かして叫んでいる。さっきまではなんとかこの状況を理解して自分の常識の範囲までこの空間を引き戻そうと意識していた春花の父もさすがにこれには面をくらってしまい、またしても声がでなくなっているとその春花の生首から、なんと手が生え足が生えまるで一頭身のアニメマスコットのようになっていった。一頭身のアニメマスコットのようになった春花の生首はもぞもぞと動き出し、そのまま自分の体にしがみついてどんどんと上に登って行きひょいっと自分の首から生えている虹の上に飛び乗った。
そこで初めてアニメマスコットのようになった春花は自分の父や母に向かって喋りだした。
「パパ、ママ。驚かせてしまってごめんなさい。大丈夫?やっぱりビックリしているよね?」
アニメマスコットのようになった春花はその小さい手をおおげさにふってまるで観客に問いかけるかのように喋っている。
「でもね、私、本当にやりたいことがわかったの。ねえ。パパ、ママ。私、やりたいことがあるの!!」
こんなアニメマスコットのようになる前の春花は「お父さんお母さん」と私たちのことを呼んでいたし、こんな芝居がかった口調で何かを訴えてくることなんてなかったはずだ。もちろんそういう段階の話を言葉に出す前にまず様々な疑問を片付けないといけないのは理解していたし、それらをおいたまま「お前、そんな姿になる前は私たちのことを「お父さんお母さん」と呼んでいただろう。それにその芝居がかった口調はなんだ。自分の意見を必要以上に演出するんじゃない」と父としての説教をしてしまうと、それ以前の事柄、いきなり首を切り落としたことやその胴体から虹が生えたことそして春花の生首から手と足が生えてそれが今喋りだしていることを認めてしまうことになるので口に出すことはできなかったし、そもそもまだ自分の口は思うようにも何も動かなかった。
「パパ、ママ、ごめんなさい。春花は悪い女の子かもしれない。でもね、聞いて!春花、ほんとうに、心の底から、やりたいっておもうことができたの!パパ、ママ、この声、届いてる?」
春花は自分の胴体から生えている虹の上に乗ったまま身振り手振りをつけて語りかけてくる。
「あのね・・・やりたいことって・・・えっと・・パパ!ママ!ごめんなさい!!」
そういって春花は走って虹を昇っていった。虹は天井の近くの窓を突き抜けて伸びていて、春花は器用にその窓を開けて外へと続く虹の上を走っていってしまった。
春花の父は我に返って大急ぎで春花を追おうとして、妻のほうを向くと目をあけたままボウっとしていて気を失っているようだった。春花の父は今は妻も心配だが春花をそのままにしておく訳にはいかないと判断して、妻を椅子に座らせると自分はそのまま玄関を出て外に出た。
外に出て自分の家を見ると天井から虹が突き出ていて、その虹の伸びる少し先に春花が走っているのが見えた。すぐに自転車に乗って春花が走っていくさきを追いかけた。追いかけながら地上から春花に声をかけた。
「おい!!春花!!お前のやりたいことってなんだ!!」
春花はちらっと地上の父のほうをみるだけでそれには答えない。春花の父は気がふれたかのように叫びちらしながら上で虹の上を走っているアニメマスコットのような春花に声をだしつづけた。
「春花!!春花!!!おい!!どこにいくんだ!!答えてくれ!!」
それでも春花は答えない。
どれくらい春花を追いかけただろか、気づくともう空は夕焼けがかかりだしていてまったく見たことのない場所にきてしまった。目の前にはバイクの教習所らしき施設がある。すると春花はそこでピタッと走るのやめた。よく見ると虹も目の前の教習所の中で終わっている。春花はその虹の終わりのところにするすると降りていくと、父にここまで入ってくるように手招きをした。
春花の父がその中に入ると、春花はバイクに乗っているような仕草をしながら喋りだした。
「パパ・・・・ごめんね。私のほんとにやりたいこと・・それはね、大型バイクの免許をとることなの!!」
春花は手でエンジンを吹かすふりをして体を小刻みに左右に揺らし風を感じているような表情を作った。
「ねえパパ!ママにも言わなきゃいけないけど、私、大型バイクに乗ってみたいの!私の、ほんとにやりたいこと!それが、ずっうっと言いたかったの!!」
春花の父が何も言えないでいると、向こうから大きなバイクに乗った白いヘルメットを被っている男が近づいてきた。
そのバイクはどんどんこちらに近づいてきて、目の前の春花を引き潰してしまった。
男はヘルメットをとると少し不信がりながら「あの、あなた、うちの生徒さんですか?もう今日は終わってるんだけど・・」と言ってきた。
春花の父は息を吸いながら、やっとその日初めて自分の意志と意識を保ちながら「なんなんだ春花」と言った。


おわり
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by akuta-seiryou | 2015-08-19 14:28 | 色々 | Comments(0)

マセキの中に入ることが決定しました

僕は今東京でガクヅケというコンビでお笑いをやっているのですが、6月からマセキ芸能社に預かってもらうことが決定しました。

東京にきて1年間オーディションライブを受け続けて、1回だけオチで平井堅が2リットルの鬼の小便を飲み干す最低コントで落ちた以外は合格を11回重ねてやっと入れてもらえる運びになりました。事務所に預かってもらえたということはこれはもう僕みたいなものでも仮にもタレント、仮にも芸人になったというわけで、驚きです。そもそも僕は芸人になる気などまったくなく東京にきました。東京に行こうというのを決めた理由は、僕が好きな男の子の後輩君(これに全部あります読んで欲しいですhttp://akutano.exblog.jp/20834116/)
を好きになりすぎて、彼の通ってる専門学校の駅から学校までの直線コースを朝7時から10時までシャトルランのように往復し続けてバッタリ会ってみたり、後輩君に彼女ができて1日中泣く生活になってしまって(俳優の専門学校に通っていたので、経験として付き合ってみたかったらしいです。すぐ別れたので大丈夫です)大阪環状線の電車の中をつり革握りしめながら「嫌やあ」と言って号泣、泣きながら電車を降りて大阪の街を歩いているとメイド喫茶のメイドが「話聞きますよ?」と話しかけて来てメイド喫茶に入店、これこれこうで辛いという話を話し終えたところでコーヒーを作りながら「わかる~~」と言われブチギレて「女にわかるかボケ!!」と叫んでコーヒー代を置いて帰って、バイト先の定食屋でもまるまる5時間泣きながら客の注文した肉野菜炒め定食などを作り続ける情けない日々を過ごしていて、最後のほうは赤ちゃん人形を買って風呂場で「俺さあ、ほんまに辛いけど、でも後輩君を好きになれたのはよかってん」と喋りかけ、人形に「木田くんが全部正しいよ。がんばって」と言わせて「頑張ってるわ!」とまたブチギレて風呂場の床に人形を投げ捨て、後輩君に電話して「もう彼女できたから俺のことなんかどうでもいいねやろ」と1度だけSEXしたドブスの女みたいな口調で話をして「彼女は彼女、木田さんは木田さんで大事やから」という神様の子供のような言葉をもらって「ありがとう・・・」と電話しに出ていた外で泣き崩れるというというあたりで(俺はこのまま大阪にいたら頭がおかしくなる)と決めて東京にきました。しかしまあ東京にきてめちゃくちゃ距離があっても最初はやはり心の痛さというものは全然耐えられなく、ホームシックにはなりませんでしたがずっと後輩君の写真を見てため息をついてうっすら泣いているという日々を送っていて、東京にきても頭がおかしくなるのかと辛い思いでした。
そんな中で今の相方の船引さんに「コンビを組んでお笑いをやろう」と声をかけられて「別の相方が見つかるまでなら大丈夫です」と答えてお笑いをやり始めました。部屋で毎日好きな男の子の写真を見て泣いてる同居人のバイセクシャルの男を捕まえて「コンビを組んでお笑いをやろう」なんてとてもまともではないと思うのですが、まあその時船引さんも東京で活動しようと思っていた矢先に当時の相方さんと解散していしまい、どうにもこうにもしょうがなかったという感じだったのだと思います。人は追い込まれたら1日中部屋で泣いてるバイとでもお笑いをやります。そしてまあコンビを組んで1ヶ月、とりあえず今一番熱いらしいと聞いていたマセキ芸能社のオーディションに行ってみて、50組以上のコンビがいてうわ怖いなと思ってネタを披露して家に帰った夜、合格の電話をもらえて(やった~)と思って合格させてもらえたらならというので頑張ってたら入れました。良かったです。
今の僕には彼女がいます。(読んでくださいお願いします。http://akutano.exblog.jp/23283561/)彼女のこととなると、ここに書くのは気恥ずかしいというのかただの自慢になってしまうのでまああまりあれなのですが、僕がバイで好きな男の子がいるということや諸々を知ってそれでも好きだと言って僕の告白をOKしてくれたというのはすごい嬉しいしとても好きです。頑張っていきたいです。

先日宣材写真というものを撮りました。その写真はまだアップされないのですが、その写真では僕は上着もズボンも彼女が買ってプレゼントしてくれたとてもオシャレな上着を着て服の下には後輩君と京都タワーで撮った二人の写真を忍ばせ、尻のポケットには今年中3になる可愛い弟からの「東京にまたあそびにいきたいです」という手紙を入れるというこのまま死んで火葬場直行で燃やされてもなんの悔いもないというスタイルで写真を撮ることに成功しました。後輩君や弟からは普段のラインなどは無視されてますし、彼女からは僕を指して「デブでハゲ。ゆずのハゲと同じハゲかたしてる」と執拗に攻められたりなどしているのですが、好きな人からのそういうのは微笑ましいですね。僕はなんとか色々な手段でお金持ちになって、彼女はもちろん、後輩君とも末永い付き合い、温泉旅行とかに僕の家族と後輩君の家族で行きたいです。事務所に預かってもらえることが決まった時に後輩君に「マセキに入ることが決まったよ!!」と電話をしたら、いつもは全然褒めてくれない後輩君が「それは良かったな!すごいな!」と言ってくれて大阪の時とは違い嬉しくての涙を流してしまいそうになって「うん・・俺頑張るから。絶対また温泉旅行とかいこな」と言ったら「いくわけないやろ」と言われ久しぶりの心地よい否定される快感があって「まあでも別行動やったらいってもいいよ」と言われ「お願いします」と答えた次第でした。いやいいですね~~~~~!
これからライブとかもきてください!よろしくお願いします。では終わります。
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by akuta-seiryou | 2015-05-19 15:45 | 色々 | Comments(0)

愛のうごき

「今日はおつかれ~~~楽しかったね!!」
私は大学生のミカ。今日は入ってるサークルの飲み会にきてる。
「おうミカ!今日は楽しかったな!」
喋りかけてきたのは同じサークルのともや。長髪のバンドマン風の結構イケメンの男の子。
「うん!楽しかったね!」
「もしよかったらこのあともうちょっと飲もうよ!この前すげえおもしろい映画をみたんだよ!」
私はちょっと考えた。なぜなら私にはゆきひろという年上のサラリーマンの彼氏がいるから。でも最近彼は仕事が忙しくてあんまりあえてなくて、正直さみしい。
でもこれはちょっと飲みにいくだけ。全然浮気じゃない。それに、ともやの話す映画の話はおもしろくて興味がある。これは、ほんと。
「・・うん。ちょっとだけならいいよ!」
ともやと2人で入ったのはおしゃれなバーだった。ゆきひろと行くのはいつも居酒屋みたいなとこばっかりで、私は一度もこんなとこに来たことがなかった。ともやは慣れた仕草で席に座り、注文をこなす。男の人の魅力や内面の良さって、やっぱりこういうとこにでんだよね。
ともやの話す話は面白かった。なんていってもともやはサバサバしてて、なんだか一緒にいて気が楽。気づけばもう3杯もお酒を飲んじゃった。酔っぱらっちゃった私にともやは水を飲ませてくれる。ともやはこういうとこにも気が付く。気づけばともやは会計を済ませていてくれた。
「なあ。ミカ」
店の外に出たともやはわたしを見つめていった。
「このあとホテルにいかないか?」
私は考えた。ゆきひろ・・ごめん。だって、寂しくて、、ごめんね。
私とともやは高級そうなホテルに入った。シャワーを浴びて、ベッドに座った。
ともやの目はホテルの部屋の暗い照明で潤んで女の子のように見える。キスをされた。私は目を閉じた。
初めての浮気。いけないことをしてるドキドキ。ゆきひろへの申し訳さ、全部が混ざって不思議な気持ちになる。ともやのエッチは上手かった。私もついつい積極的になっていった。
「ともや・・入れて・・」
少しして、ともやのおちんちんが私の中へ入ってきた。ともやはゆっくり腰を動かす。
「ああ・・きもちいいよミカ」
「私も・・私も気持いい・・」
ホテルの部屋に二人の吐息が混ざる。こんなにエッチが気持いいなんて・・
「ああ・・気持いい・・」
「うん。気持いい・・」
「ああ・・ミカ。いっていい?俺もういっちゃいそう」
「うん。いっていいよ!いって!」
そういうとともやはわたしをギュッと抱きしめて、腰をさらに早く動かした。私の気持ちよさもピークを迎えていた。
「あ!いく!いくいくいく!」
私の中でともやのおちんちんが熱く脈打ってドクドクドクと射精しているのが伝わる。
ドクドクドクドク。
よっぽど気持ちよかったのだろうか。ともやのおちんちんからはまだ精子が出続けている。
ドクドクドクドクドクドクドクドク。
すごい。いっぱい出てる。
よっぽど気持ちよかったんだね。
ドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドク。
いっぱいだして・・ともや。
ドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドク。
あれ・・・・・?
ドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドク。え・・・・あれ・・。ドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドク。・・・・・・射精、長くない?ドクドクドクドクドクドクドクドクドクドク。まだ出てる!ちょっと。これはやばい。変だよ。ドクドクドクドクドクドク。おかしい!おかしいってこんなの!射精長すぎるよ!ドクドクドクドク・・。あ、ちょっとおさまってきた・・。ドクッ・・ドクドクッ・・ドク。あ、もうそろそろ終わりそう・・よかった。よっぽど気持ちよかったんだねともや・・。ドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドク。まだまだ出てるじゃん!!ちょっと!これはやばい!!やばいって!ドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドク。そんなにいっぱい射精して気持ちいいの!?ねえ・・!ねえ・・!
私はあまりにも射精が長すぎるともやの体を離そうとともやを引きなさそうとしたけど、強くわたしを抱きしめながら射精をし続けるともやは女の子の私の力では離すことはできなかった。どうして・・。私はともやのあまりの射精の長さに怖くて声が出さなかった。ともやはまだ射精してる。おかしいよね?するとともやは顔をあげて私の顔を見つめた。どうしたの?するとともやはそのままキスしてきた。ちがう!ムードとかそういうことじゃないの!射精が長いのよ!はやく、やめて!その射精が長いのやめて!ドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドク。ともやの射精はまだ続いている。これはどうしたらいいんだろ。ともやに言ったほうがいいのかな?でもなんて言ったらいいの?射精長いよね・・?って?言えないよそんなの。きっと、これは罰が当たったんだわ。ゆきひろという彼氏がいるのに、違う男の人とホテルに行って、それでこんなことになってるんだ。ごめんなさい・・。
ゆきひろ、ゆきひろごめん。そう思ったとき、私は閃いた。ゆきひろに助けにきてもらおう。ゆきひろに謝るのは後。ともやが無理やり連れてきたって言えばいいし。私はベッドの横にある携帯を取ろうと手を伸ばした。するとともやは私の手を抑えてきた。
「今は彼氏のこと忘れて・・?」
違う!そういうことじゃない!射精が長すぎるから、怖くて彼氏のことを思い出したの!
「俺が彼氏のこと忘れさせるから」
違うの!ともやの射精が長すぎるから彼氏のことを思い出してるの!射精が長いから!もう!いい加減にして!長い!射精が長い!長い長い長い長い長い!!いやいやいやいやいやいや!
「射精が長いくせにいいおとこぶんなよ!!!!!」
気づいた時には大声をだしてしまっていた。私は後悔した。私は、こういうとこがある・・ともやごめん。そう思って閉じていた目を恐る恐る開くと、ともやがすぅ~~~っと消えてった。まるで幽霊が成仏するときのように・・これは、ほんとの話。
このあと私は全部男の子の8つ子を産んだ。大学も辞めるしかなくなってゆきひろにも別れられた。実家で子供を育てながらあいた時間に出会い系で彼氏を探してます。おわり。
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by akuta-seiryou | 2015-05-06 21:36 | 色々 | Comments(0)

東大合格

その塾は、なんてことない雑居ビルの1室にあった。部屋の扉の前に表札が貼られている。
【天才塾講師 桐高 常勝 ~あなたの家の子供を絶対に東大に合格させる塾~】
最初親にこの塾に通えと言われた時は、こんなうさんくさい塾に通うのは嫌だと反対した。
しかしプロフィールを読むと、ここの桐高先生は過去に何人もの東大生をこの塾から輩出しているらしく、なんと小中高と12年間不登校だった少年をたった1年で東大に合格させた実績もあると書いていて、うさんくささ半分興味半分でこの塾に通うことにOKを出した。
しかしいざこうして塾の前まできてみると、やはりうさんくさい。そんな実績をだしていてこんな雑居ビルの中にしか塾を出せていないというのも変だし、なによりやはり自分で自分のことを天才と書くなんてまともな神経ではない。やはりもう今日はここで帰ろうか、そう思った瞬間に俺の後ろの階段から声がした。
「お前が入塾希望者か」
後ろを振り向くと、そこにはコンビニ袋を下げた長髪で髭面の背の高い男が立っていた。
「俺が桐高常勝だ。入れ」
そう言うとその髭面の男は俺を押しのけて扉を開けて部屋に入っていった。
「いや、あの、すいません。やっぱ俺・・」
すると、桐高は後ろを振り向き俺の目をしっかり見て言い放った。
「俺がお前を東大に入れてやる。入れ」
俺はあまりの気迫に体が一瞬動かなくなった。
(この人なら信じられるかもしれない)俺はそう判断して部屋に入った。
部屋の中は塾というよりは雑居ビル内のオフィスという感じだった。いたるところに書類や本が散らかっていて足の踏み場がない。桐高先生は部屋の奥のテーブルの上にある本や書類をどけてソファーに腰掛けた。
「お前も座れ」
俺は床に落ちている書類や本をなるべく踏まないようにして進み、先生の向かいのソファーに腰掛けた。
「お前は東大に入りたいのか?」
俺がソファーに座るなり、先生は質問をしてきた。
「は、はい!入りたいです」
「そうか」
先生はさっき持っていたコンビニの袋からパンを取り出し食べ始めた。
「お前は東大に入って、どうなりたいんだ?」
「1流の企業に就職したいです!」
「そうか」
先生はパンを食べながら質問を続けてきた。
「なんで1流の企業に入りたいんだ?」
「え・・」
俺は急な質問に答えに詰まってしまった。
「なんでお前は1流の企業に入りたいんだ?」
「それは・・お金がやっぱり、たくさんもらえるから・・」
「そうか」
先生はすごいスピードでパンを食べ終えて、食べ終わった後の袋を部屋の床に捨てた。
「じゃあお前は、金持ちになりたいんだな?」
「・・はい」
「では質問を変える。お前は東大に入りたいのか?金持ちになりたいのか?どっちだ」
「え・・」
「お前は東大に入りたいのか?金持ちになりたいのか?どっちだ」
「そりゃやっぱり、東大に入って、いい企業に就職してお金持ちになりたい・・」
「ちがう」
先生はコンビニの袋からパックのコーヒー牛乳を取り出してストローで飲み始めた。
「俺が聞いてるのはそういうことじゃない。お前は、ただ東大に入りたいだけなのか、将来金持ちになりたいのか、どっちなんだ?」
俺は考えた。先生は俺に何を聞こうとしていて、俺に何を言わしたいのか。しかし俺はそれがわからなかった。
「すいません・・わかりません」
「わかりませんじゃない。考えろ」
先生はすごいスピードでコーヒー牛乳を飲んでいる。
東大に入りたいのか、金持ちになりたいのか。俺は漠然と東大に入れば自動的に金持ちになれると思っていた。東大=出世という図式で考えていたから、この二つを切り離して考えたことがなかったのだ。俺はこの先生に聞かれて、初めて自分の中でそれを真剣に考えた。
「・・・・・金持ちになりたいです」
先生は俺の目を見つめた。
「そうか。ならお前はこの塾にくる必要はない」
「えっ」
先生はコーヒー牛乳を飲み干して床に捨てた。
「お前は毎日毎日500円分の宝くじを買い続けろ。なぜならお前が東大に入って順調に卒業して順調に1流企業に就職して順調に死ぬまで安定した高収入を維持できる確率と比べたら、すこしだけ
少しだけ金持ちになれる可能性は高いからだ」
「いや・・でも」
「そう」
先生が俺の言葉をさえぎって続けた。
「ただ金持ちになりたいだけなら何百通りも方法はある。しかし、俺はお前を金持ちにしてやれることはできない」
先生はポケットからタバコを取り出して火を点け、吸い出した。
「俺は、お前を東大に入れることしかできない。それからのことはお前が考えろ。それでも大丈夫か?」
先生はタバコの煙を細く吐き出した。俺は感動で言葉が出なかった。この先生になら全てを任せられると感じた。
「はい。よろしくお願いします!」
「よし。わかった」
そう言うと先生は立ち上がった。
「こっちへこい」
先生はどんどんと部屋の中を歩いていき、奥のドアを開けた。俺も慌ててついていきドアの中に入ると、そこはなんとも不思議な空間が広がっていた。
「そこに座れ」
そう言って座るように言われたの場所、それは便器だった。
僕の便器の向かいにも便器がある。先生はそこに腰掛けた。
しかし便器があるからと言ってこの空間はトイレのようになってはいない。様々な種類の参考書がきちんと整頓され並んでいる本棚もあれば、パソコンやディスクもある。僕が座った便器にもきちんと机がつけられている。
「これからお前にはこの空間で勉強をしてもらう」
「ここで勉強するんですか?」
「そうだ。トイレというのはもっとも心が落ち着く空間だ。それとなるべく同じ形に近づけることで、リラックスした状態で勉強に取り組むことができる」
俺は感動した。やはりこの桐高先生はカリスマだ。勉強空間の形をトイレに近づけることで生徒の勉強能率のアップを図っているだなんて、常人では思いつかない。
「わかりました!お願いします!」
「よし。じゃあここで待ってろ」
そう言うと桐高先生は立ち上がり、奥の本棚まで行って何冊か参考書を持ってきて僕の机の上に置いた。
「まずはこれを解け。実力をチェックしたい」
そう言って渡されたのは小学6年生の100マスドリルだった。
「これ、小学生のドリル・・」
「わかってる。それを解くスピードでお前の勉強の基礎体力をチェックするんだ。時間も測るぞ」
俺はますます感心した。この先生の下で勉強していれば、俺は確実に実力をつけられそうだと思った。
「よーい。スタート」
桐高先生のスタートの声とともに俺はドリルを解き始めた。単純な計算ばかりだが、やはりなんのことはない。スラスラと答えを書いていたその時だった。
ブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリ、と桐高先生の方から、排便音が聞こえてきた。ドリルを書く手が一瞬動かなくなった。まさか、ありえない。だってこれは、リラックスして勉強能率をあげるために形だけ便器にしているだけであって本物の便器ではないはずだ。
ブリブリブリブリブリブリッブリブリブリッブリブリブリ。
俺がそう考えている間にも新しい排便音が桐高先生の方から聞こえてきた。俺は、チラッと桐高先生のほうを確認しようかと思った。しかし、まさかあの先生がこのリラックスするためだけの空間で排便をするわけがないし、もし、もし、そっちを見て桐高先生が排便をしていたとすると俺はどんな顔をしたらよいのか。そうこう考えていると、向こうから確実に大便の匂いだと思われる臭いが漂ってきた。
「どうした。手が止まってるぞ」
俺は恐る恐る桐高先生のほうを確認した。
先生は不安そうな顔で俺を見つめている。その顔は急に教え子のドリルを解く手が止まったことを心配する顔にほかならないように感じた。俺が安心した瞬間にブリブリブリブリブリブリ!!と桐高先生が俺と目を合わせたまま排便をした。やはり、桐高先生が今便器に向かって排便をしている。間違いない。
「先生・・あの・・それ・・」
「ドリル。ドリルだよ。ドリルやれよ」
ブリブリブリブリブリブリブリブリブリ。なぜこの先生は生徒と目を合わせたまま排便ができるんだ。俺は意を決して発言した。
「先生!!!これ、これって、リラックスするためだけの便器なんじゃないんですか!!!?」
先生は俺がいきなり大声を出して立ち上がったのによほど驚いたのか、目をまんまるにしたまま黙っていた。
先生はしばらく黙った後にゆっくりと口を開いた。
「普通の便器だ」
ブリブリブリッブリ。先生は排便をしながら答えた。
俺は気が遠くなりそうだった。それにしてもだ、それにしても、生徒の目の前で排便をするのはおかしい。信じられない。
「・・ドリルもういいよ。返して。じゃあとりあえず、やってみようか」
「え?」
俺はいそいそと片付けられるドリルやストップウォッチに嫌な予感がした。
「やるって、え?何ですか」
「ウンコだよ。ウンコ」
血の気が引いた。なんで人の前で、しかもこんなむさくるしいおじさんの前で大便をしなきゃいけないのか。そんな話は聞いていない。
「いや、おかしいです!やれません!すいません!帰ります!」
俺は立ち上がってさっき入ってきた部屋のドアを引いた。しかしドアが開かない。何度も何度も強く引いたがドアは開かない。
「それ!!!!!鍵で上手いことなってるから!!!!壊れるから!!!!開かない!!!!やめろ!!!!」
桐高先生がめちゃくちゃ怒った大きな声で怒鳴ってきた。この状況でドアが壊れるかもしれないことをこんなに怒られるとは思わなかった。
「いいから戻ってこい。これは、試験だから。お前がどこまでやれるかの試験。さあ。いけ」
俺はズボンを脱いで便器に座らされた。情けなくて涙が出てきそうになるのをこらえた。
「さあ。きばれ。東大だろ。ほら」
俺は歯をくいしばって踏ん張った。しかしこんな状況で大便がでるはずもない。しかも向かいの先生の便器からものすごい悪臭が漂ってくる。
「先生すいません。せめて先生の、その、便器のやつ、水で流してもらえませんかね?」
先生はしばらく俺を見て答えた。
「お前がちゃんとだしてからだ」
どうにもならない。俺はもうとにかくウンコをしてしまおうと思った。なんとかきばっている内に、少しだけ便意が襲ってきた。
「あ、先生。出そうです!」「よし!出せ!出していいぞ!」
先生が便器のすぐ上で俺の排便を待っている。
「あ、だします。先生出します!」
ブリ、ブリ。と少しだけだが、便が出た。俺はホッとして先生を見た。
先生はしばらく俺の大便を眺めた。
「名古屋大だな・・」
先生は俺の大便を眺めながら続けた。
「東大に行きたいならもっといかないと、難しいぞ。これは名古屋大学の人の大便だから。今日は帰っていいから。また明日きなさい」
そう言われると僕は部屋の鍵を開けて家に返してもらった。
僕は家に向かう電車に乗りながら、親に言うとか警察に言うとかそういう感じでもないなと悩んだ
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by akuta-seiryou | 2015-04-15 18:39 | 色々 | Comments(0)

アルバイト

先日から深夜の漫画喫茶でアルバイトを始めたのですが、出勤5回目にして女の店長に呼び出され「君はここでバイトを続けていくのは厳しいと思う」と言われ、辞めることになった。
話を聞いていくと仕事を覚えるスピードが遅すぎると言われ、毎回毎回出勤してくるたびに仕事の出来具合が初日とほぼ同じ位置に戻っていると指摘され、その説教を受けながら口を閉じて(今日はバイトに備えてモンスターのエナジードリンクを飲んできたのにな)と思いながら女の店長の目を見つめ黙っている僕の姿はまさしく太った白痴の男だった。たぶんバイトに備えてエナジードリンクを飲んだ4時間後にバイトをクビになったのは僕が初めてだと思う。情けなさすぎる。
しかし「クビ」と書くと一方的にこちらが被害者みたいになるがそういうわけではなくて、そもそも僕はかなり仕事ができない。できないと書くとそこに関して俺は一切改善の努力をせずに俺は俺なんでこのままやらせてもらいますみたいな雰囲気になってしまいますが少なくとも自分の中ではそうではなく、言われたことはメモをとって、わからなければ聞いて、家に帰ったらメモを読んで、頭の中で仕事をしているイメージをして、いざバイト先に向かうのですが本番の作業、たとえば僕が一番苦手としているのは本物のお金を触るレジ業務で、
これをやるときになると「ミスをしたらどうしよう」というイメージで頭の中がパニックになり、手が震えてきます。そんな状況ではミスをしてしまうので、それを落ち着かせようと意識すると次はレジをどう触っていいかが頭が回らなくなり、1000円のお預かりを2000円、と入力してしまって慌てて消そうとして入力画面ごと消してしまうみたいなミスをやってしまいます。こう文字にして書くと本当にどんくさすぎるし頭が悪いなというのは自分でもわかります。
なんか自分のダメなことばかり書いていたら卑屈な気分になる上に(こんなダメなの笑えますよね)というだけになるのがとても嫌なので書きますが、僕は自分におもしろいことを思いついたり書いたりする能力があると思っています。これはもう唯一大人からずっと褒められてきた部分で、最近になってちゃんとした芸能事務所で仕事としてお笑いに携わっている大人の人などにも継続的に「おもしろい」と言われ続けることによって自信から確信に変わった部分です。
しかし「おもしろい」から「仕事ができない」わけでも「おもしろくない」から「仕事ができる」わけでももちろんありません。仕事もできておもしろい人を知ってますし、面白くもないし仕事もできない人も知ってます。というか単純に仕事ができる人のほうがいつでも落ち着いて判断できたり要領よくその場の空気を読めたりと即興的なおもしろさをリードして産みだすのに必要なスキルがそなわっているように感じます。仕事ができない人は仕事ができない人で、パニックになったりする様を追い込まれて見せてしまったりとかでおもしろさがあることはあるかもしれませんが、そこも仕事ができる人が(俺がここでパニックになって慌てたらウケるで)と思ってそれをされたらもう何もすることはありません。ただ立ってるだけです。しかしいまから、というかこれはもうそもそもの話だと思うので、自分が仕事ができる側の人間になれるとは思いません。
しかし、最低限の仕事がこなせるようにはなりたいのです。深夜の漫画喫茶のアルバイト業務ができなすぎて5回目の出勤で話し合いの末に辞めるのはもうたまりません。漫画喫茶でのアルバイトを始める前、僕はゲームセンターでバイトをしていました。そのゲーセンも、もう辞めるとなったので先日もう会わないだろうという人に「今までありがとうございました」と挨拶にいったところ「次のバイトでは解雇されないように気をつけたほうがいい。今の仕事のできなさだったら絶対に解雇されるよ」と言われ、いやいや最後の最後までなんてことを
言うんだと大丈夫だろと思っていたら即効で解雇されました。即効で解雇されることもあるんですね。
僕はとても緊張をしてしまいます。特に目上の人から怒られ出したらもうとにかく怒られたくない怒らせたくないというきもちになります。出勤5回目の時に女の店長に僕はシャワールームの貸出のやり方の説明をうけてしました。その女の店長なのですが、僕に仕事を教えてくれる時はずっと(信じられない・・)みたいな顔をして教えてくるので僕はもうすでに怒らせたくないと思うようになっていました。怒られないように話をしっかり聞こうとするとどんどん焦ってきて、するとなぜか汗が出始めました。僕は今まで説教をされたり緊張して汗が止まらなくなったりというのはなかったので(とうとう汗まで出るようになったのか)とショックをうけてしまい、でもそうしてるうちにも汗はどんどん出初めて女の店長のシャワールームの貸出の説明はどんどん進んでいきます。顔がビショビショになって女の店長が説明をし終えて「・・何か質問ある?」と言われて僕は顔をさらにビショビショにしながら「すいませんもう1回最初の方からお願いします」と言ってしまいました。
言った瞬間にしまった!とは思ったのですがもう言ったことですから取り返しはつきません。女の店長はさらに信じられないといった顔にしてから「とりあえずさあ汗そんなかくんだったらはやく拭いてきて」と言ってきました。僕は通常でこの量の汗をかく男だと思われるのが嫌で「いや、すいません、パニックになっちゃって、、」と言い残して汗と顔を洗いにトイレにいきました。書いていて気づきましたが、たしかに女の店長側から見るとシャワールームの貸出の説明をしているだけで急に顔がビシャビシャになるくらいの汗をかきだして拭いてこいと言ったら「パニックになりました」と言ってくるようなやつ雇っていたくないですよね。トイレで顔を洗ってハンカチもタオルも持ってなかったので紙タオルで顔を拭いて鏡を見たら顔が真っ赤の馬鹿そうな顔の男の人が写ってました。もっと書こうと思ってましたが書くの終わります。
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by akuta-seiryou | 2015-02-26 16:30 | 色々 | Comments(5)