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ボーっとしている

自分の人生を振り返るブログを更新していたんですが、先日「自分の人生」がテーマの文学賞があり、そこに原稿用紙74枚という自分の中では相当量の文章を書いたので一度中断して普通のブログを更新して行きたいと思います。

先日メルカリで探し物を購入してやろう企み、アプリを開いて検索をかけたところ、目当ての商品が見つかりました。
いくつかの出品者が同じ商品を出しており、値段もそれぞれの中でやはり安い物を買いたいと思い、さらに深く深く潜っていくと周りのだいたいの値段が「2000円~1600円」の中、唯一「1300円」で出品している人がいた。これはと思いクリックして商品説明を見ても不審なところはなく、さっそく購入して鼻を鳴らして「購入させていただきました。よろしくお願いします!」とメッセージを送り、今一度概要欄を見ると「着払い(送料購入者負担)」と書いてあった。

完全に罠にはめられた。冷静になると明記してあるので、100%こちらの落ち度なのですが、それでもやはり体が震えました。僕は今まで「着払い」を受けたことがないのです。いくらかかるかは知らされず、ただただ相手の言いなりになるしかない料金。怖すぎる。ネットで調べてもはっきりとした料金の答えは出てきませんでした。自分の注意散漫さを恨みました。以前も実家の母に送金する際、口座番号を1つ間違えてまったく知らないお婆さんに5000円を送ってしまったこともありました。(なぜお婆さんだと推測しているのかというもちろん仮名ですが名前が「ハナザワ キン」みたいな古い雰囲気だったからです)その時は郵便局で手続きをして、担当の人が「任してください!調べて連絡をとります!」と爽やかに言い切ってくれたのですが、結局お金が返ってくることはなかった。ルールで「一度送金されたお金は送金された側が「返します」と言わない限り送金取り消しはできない」というものがあるらしく、そのお婆さんに「返さない」と言われてしまったと担当の人から落ち込んだ雰囲気で電話があった。確かに今は詐欺など多いですし、どんなケースでどう狙われるかはわかりませんから気を付けるに越したことはないんですが、急に口座に5000円が増える詐欺って聞いたことないでしょう。返した瞬間に口座のお金を全部抜かれるみたいなイメージが湧いたのでしょうか。でもその防犯意識は大事です。あの時の「ワタリ コウセ」です。でも逆にというか、急に増えた5000円を使ったわけですよね。それはそれで怖くないですか。まあそれも僕の落ち度。母親に電話して「昔からお前は抜けている」という旨の説教と呆れを受けた。小学生の時に近所のセブンイレブンに1か月で何度も家の鍵を落とし、最終的には落としても次に行ったときに返してもらえる鍵の取り置き場のような状態にした事で26歳になって怒られるとは思わなかった。

それに続いて今回の「着払い」である。これはいくらになるのか想像もつかない。次の日、外に出ているタイミングで同居人の古川さんから連絡がきた。「着払いの荷物が届いたので対応しておきました!7450円でした!」ということだった。7450円!?何がそうなったらそんな値段になるんだと理解ができず、帰宅して確認すると代引き対応のみのまったく別の僕の荷物で、ただただ古川さんに打撃を与えたのみだった。結局代引きは900円だった。900円て。元の1300円と合わせると2200円である。高すぎる。古川さんにお詫びのビールを渡した値段と合わせると2400円である。高すぎる。


”注意力というのは、危険な場所にいかない力である。宝の山の光とライオンの目の光は闇夜では判らない”

これは生き方の問題であって、こういう細かい損得の場面では意味をなさないと思う。僕は常々ぼーっとするなと怒られていた。小学校、中学校、高校と次の教師次の教師へと引継ぎがされているのかと思うくらいに同じ文言で怒られた。「ぼーっとするな」と言われて困るのは、もう既にぼーっとしている状態を怒られるから謝るしかないところである。今からぼーっとしてやろうと思ってそうしている訳ではなく、もう既にそうなっているのだ。さくらももこさんのエッセイに「私はぼーっとしているわけではなく、その間に色んな事を考えているのだ」というのが書いてあり、それを読んだ中学時代の僕は「それな」と思った事がある。僕もただひたすらに頭の中を真っ白にして口を開けている事は一度もなかった。何かを考えているのだ。それが何かは忘れているが。ただぼーっとする事がなかったら知らないお婆さんにお金を送ることも、着払いを購入することもなかったのだ。もうぼーっとしたくない、助けてください神様。僕を損の地獄から救い出してほしい。もうぼーっとしません。目を開けて、今目の前の情報のみを頭に入れて、豆腐を食べる時は豆腐の事を考え、歩くときは歩く、腹が減ったら次のご飯の事を考えるために外であろうと座り、豆腐が食べたいのかハンバーガーが食べたいのか焼き肉が食べたいのか焼きそばが食べたいのか無数にある選択肢の中から一つ一つを精査し、思考する。横から自転車を乗ったおばさんに「邪魔ですよ」と言わんばかりに自転車のベルを鳴らされ、ボーっとするなよと横目で睨んで去っていく後姿に向かい、僕は立ち上がり目をカッと開いて「今俺は何を食べるかをきちんと考えていたんだ!!」と叫びつけます。

途中に書いた名言みたいなものは自作の名言です。これからブログでそういうのを書く時があるかもしれませんが、特別に注釈などがない限りは自作の名言だと思ってください。

クーラーが設置された部屋にて6月16日深夜。木田









by akuta-seiryou | 2020-06-16 03:12 | 色々 | Comments(0)


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